血や手術とか、グロいのがダメだと看護師になれないの?そう悩んでるあなたに、看護師もただの人、グロいの苦手でも大丈夫ってことで、私の体験と、あとどうしても看護師ダメそうと思ったら、看護師の身近な職業をご紹介します。
この記事を読むと分かること
・看護師のグロイ場面にあたった時
・看護師がグロイ場面が大丈夫になる理由
・グロイ場面の少ない看護師の職場
・看護師はムリと思った人に、看護師に近いおすすめ職業
・看護師以外で職業を考える探し方
看護師20年以上でグロくてやばかった場面は5回
これまで、病棟や訪問看護などの現場で目をそむけたくなるような場面は、ギリギリ片手で収まりました。
実習中の気絶
働きだして、褥瘡で2回、骨が飛び出していて1回、
医師の処置介助中の1回・・・
実習中に星が飛んで気絶
気絶したのは人生、この1回きり。
眼科の手術室での実習中。
顕微鏡で大写しされた患者さんの目に、メスが・・
あ、ここからは詳細を書くのは止めときますね。笑
「あー、気持ち悪いなー」と思ったんだけど、
ちょうど説明してくれてた看護師さんに悪くって、そのまま頑張って聞こうと思っていたら、
目の前が真っ暗になって黄色い星が飛んで気絶。・・・人生初の体験。
気持ち悪いなーと思った段階でしゃがみ込んだ方がいいですね。
実習中に倒れるのは、そんなに珍しくなくて。
他の子も青い顔して倒れたし、、その子は卒業して外科で働いてました。
緊張した空間で、今まで見たことのない世界をじかに見る訳ですから、そんなこともありますね。
看護師になってからも処置の介助中に
看護師として仕事をしている時に気持ちが悪くなって、こっそりカーテン裏でしゃがみ込んだことがあります
一度気持ち悪くなっちゃうと、また同じような場面になった時に、気持ち悪くなっちゃうんじゃないかって不安になりますよね。
苦手意識も拍車をかけるのかな?って思う。
この時は、IVHという高栄養な点滴のルートを医師が挿入するのを介助していて。
医師が失敗して何回か挿入し直しているのを見てるうちに・・・(失敗せず一回で挿れていたら大丈夫だったはず。笑)
グロいのがダメでも「私は女優」で大丈夫になる
看護師になった時には、あなたももれなく「わたしは女優」になれていると思います。
看護師のミッション:傷口の状態観察
余計にムリじゃん!
でも、大丈夫なんだよ
ちょっと読んでみて
グロい部分を観察なんて、余計にダメじゃん・・・そう思っちゃいますけど、意外に大丈夫^^
わたしももちろん、グロいの見た時は、ううっとなってたんだけど、それ以上にやらないといけないことがあるんです。
その傷の大きさ、縦は何センチ、横は何センチ、深さは何センチ、色は何色?臭いは?熱くない?痛みは?
例えば赤くなっていたり腫れていたりすると傷からばい菌が入った可能性があるんです。
命に関わってくるので、そんな時は医師に早く報告することが必要なんです。
傷口を見るのは責任重大なんです。
なので、グロくてムリ~、と思う暇がないというか、心の余裕は生まれないのです。
看護師としてのミッションに集中しているから、普段の自分より強くいられます。
まさしく「わたしは女優」なのです。
看護師のミッション:守らないといけない心理が働く
あとは患者さんの手前、うろたえていられないんですよね。
わたしは子どもがいるのですが、これまで大きな地震やすぐ近くでゴロゴロいう雷を体験しました。
もし一人でいたなら、きゃ~~っとパニックになったかもしれません。
でも、子どもの手前、パニックになれないんです。
怖がる子どもの前では「大丈夫だよ」と言う立場になるので、大丈夫になっちゃうんです。
守らないといけない心理が働くんですね。
患者さんを目の前にした看護師も、まさに母のような役割になります。
一番うろたえてるのは患者さんだから、その前で看護師は「うわーわわわ」とか言ってられない。
心の中で「うわっ」と思いつつも「わたしは女優」と、堂々としていないといけないのです。
そう振舞っていると意外に大丈夫になっていきます。
こういう感覚は看護師になるための学校で教え込まれるので、学校を卒業した時には自然に身についていますよ^^
看護師の中でもグロいの苦手な人はいる
看護師も普通の人間なので、グロい傷とかあったら、休憩室なんかで「すごかったねー」とか普通に言ってます。
採血や注射は、慣れかな。
そこは避けては通れないけど、そこはやって慣れていくしかないかな、と思います。
それでも、ダメなのは個人差がありますね。
看護師になって、グロいのに遭遇しない職場を選ぶ
学生の実習の時は手術後の患者さんを受け持ったりもしますが、そんなにグロいと思うような場面はなかったと思います。
看護師免許が取れたら、グロい場面以外でも、看護師の活躍できる職場があります。
看護師でグロいのに縁遠い職場
保育園や老人ホームなどの介護施設、デーサービス、精神科などはグロい場面には比較的遭遇しないと思います。
採血が大丈夫なら検診センターや検診クリニックも傷口の処置等はないので、グロい場面は少ないでしょう。
ただ看護の現場に出るなら、病院での臨床経験が少しでもあった方が働きやすいとは思います。
保健師の免許をとる
保健師になる、という手があります。
健康管理や、保健指導が中心の仕事。
働く場所は保健センターや保健所、会社の医務室などで、グロい場面とはなかなか遭遇しないと思います。
看護学校卒業後、看護師免許を取ってから1年間、保健師養成学校に通って試験に受かる必要があります。
看護大学の場合は保健師の受験資格も同時にとれる大学もあるようです。
看護学校についての記事です。
こちらは看護師を志望する時の記事です。よかったらどうぞ。
グロいから無理!看護師を諦めた人におすすめな職業
看護師になりたかったけど、グロくてダメだ・・
そう思う人に、看護師の職業と近く、看護師と同じように感謝される職業をご紹介します。
看護師以外で看護師の身近な職業(国家資格)
看護師の身近な職業で、リハビリの専門職、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士というのがあります。
看護師からしたら、共通の患者さんがいたりして、情報共有したり、とても身近な職業です。
・理学療法士(PT)とは、起き上がったり、歩いたりなどのリハビリ
・作業療法士(OT)とは、手の動作や指の細かい動作のリハビリ
・言語聴覚士(ST)とは、主に、話すことや食べたり飲んだりのリハビリ
それぞれ、リハビリを通して日常生活や療養生活を支える仕事。
病院や高齢者施設、自宅訪問などでも活躍していますね。
働く場としては、看護師の職場とあまり変わらない気がします。
訪問看護ステーションでも、このような資格を持っている人がいると利用者さんに喜ばれますし、実際わたしも働いていた時、リハビリ専門職の人が居てくれたらな、と思う時も多かったです。
傷の処置をすることもありませんし、リハビリで回復していく過程に寄り添えることは、とてもやりがいのある、喜び大きい職業だと思います。
リハビリの空間は明るいです! 病院の中でもリハビリ病棟は活気があって元気。リハビリに励んでる時って、前向きな気持ちにもなりますね。
わたしはリハビリ病院で働きたいと思ったことがあります。
介護福祉士(ケアワーカー)
援助が必要な人の生活をお手伝いする仕事。
お風呂に入る人のお手伝いをしたり、身体を拭いたり、着替えを手伝ったりなどの身体の清潔を保つお手伝いや、代わりに買い物にいく、料理を作る、買い物に付き添うとか、とにかく生活を支える直接のお手伝いです。
介護方法を家族に指導したりなどもできます。
働く場所は病院、介護施設や自宅訪問など、看護師の職場と同じですね。
訪問の場では、看護師と連携して自宅の生活を支える仕事。
話をするだけで元気になる、と言われることもあると思います。
その人の生活に密着する仕事なので、喜ばれる仕事ですね。
介護福祉士も国家資格、介護職員(ヘルパー)の指導などをやることができます。
訪問の現場、病棟などではヘルパーはなくてはならない存在です。
グロいから看護師になるのはやめようと思った時
看護師に興味があったのはどういうところ?
・人に感謝されるのがいいと思った
・制服を着るのに憧れた
・専門職でいいな、と思った
どんな理由で看護師になりたいと思いましたか?
人に感謝されるのがいいと思ったなら
看護師は、すごく感謝される仕事だと本当に思います。得してると思います。
でも、だいたいの仕事は、一生懸命に取り組んだ時、人に感謝されのをご存知ですか?
例えば、洋服を買おうと入ったお店。
あなたがどの服が似合うか迷っている時、お店の人が値段関係なく考えてくれたら嬉しくなりませんか?
わたしは、最近思っているのがスーパーのレジ。
ぴっぴっとレジを通して、また買い物カゴに戻す、単純な作業。
でも、カゴから取り出しやすいように戻してくれたり、ビニールが必要な物はパパっと入れてくれていたり。
相手のことを考えて仕事をしている人は、すごいな、ありがとうございます、って気持ちになります。
他にも、例えば漫画家でも、人のために描いてる人も多いと思います。
漫画を読んで泣いてしまった経験、誰でも一度はあると思います。
人の役に立てる仕事って、実はとってもたくさんあるんですよね。
制服を着るのに憧れたなら
制服は色んなところで着れますよね。
例えば歯科医院の中の仕事も制服ですね。
警察官、飛行機の客室乗務員など、まだまだありそうです。
専門職がいいなと思ったなら
先ほどお伝えしたPT、OT、STなどもそうですね。
他にも例えば患者さんが自宅で過ごす時の生活のサポートを考えるケアマネージャーという仕事もあります。
学校の先生、幼稚園の先生、保育士さんなどもそうですね。
このように、看護師の何が良くてなろうと思ったのか、少し突き詰めて考えてみると、次に目指したい職業が見えてくると思います。
まとめ
採血の時に手が震えていた時の記事です。興味があったらどうぞ。
グロい場面も慣れかな、とは言え、人それぞれですもんね。
もし看護師になるのを諦めたとしても、看護師になりたかったのは、どういうことをしたかったから?を考えると、その他の職業も考えられると思います。
看護師以外でも、患者さんと触れ合ったり、お手伝いできる仕事もたくさんあります。
何をやりたかったのか。
そこは諦めないで、素敵な職業を選ぶお手伝いがほんの少しでもできたなら嬉しいです。