お風呂に入って自分で頭を洗うのは、なんだかちょっと面倒だったりしますね。(わたしだけ?)
でも、もし入院していてシャワーも浴びれない状況だったら、洗髪ってとっても嬉しい時間なんです。
看護の洗髪の目的は
頭が痒いから洗って欲しいと言われたことは何回もあります。
あと単調な入院生活。
看護師さんがベットサイドに来てくれるのが、一日の中の一番のハイライト。
そんな単調な生活だと、ただでさえ病気で気が滅入っててなかなか元気な気持ちにはなれない。
あ、わたしは入院したことがあるので患者目線で語っています。
頭を洗うって、スッキリしますよね~~~^^
単調で不安の日々の中で気分転換ができます。
女性ならサラサラのヘヤーになったり、やっぱり爽快感。
そして教科書には書いてないと思うけど、じつは忙しい看護師さんが時間を割いてくれるのも嬉しい。
清潔を保つのも大切だと思うけれど、一番は患者さんにとって至福の時間になるんです。
洗髪の技術はプロである美容師さんをパクる
美容院で頭を洗ってもらってる時間って気持ちよいですよね。
あー、丁寧に洗ってもらったなー。
スッキリするなー。
洗髪の技術は、上手な美容師さんのわざをパクるのが一番です。
上手な人からパクるのが一番の早道。そうそうどんな道でもパクると早い(らしい)。
指を動かすリズム
指先の強さ
ホールド感
丁寧に洗ってもらった感
美容師さんからパクった洗髪:指を動かすリズム
今度美容院に行ったときに意識してみてください。
シャカシャカシャカシャカシャカ
指先を動かすリズムが一定で、リズムがいいと気持ちいい。
気持ちいいを通り越して、もう眠い。寝てしまえ。もう寝よう。
シャカシャカシャカシャカ・・・・うん、口に出しただけでも気持ちいいですね。
美容師さんからパクった洗髪:指先の強さ
爪が当たらないのは必須だけれども(そこは大丈夫ですよね?)
その人により強弱の好みはあるのだけれど、一応安全策として肌を傷つけないため優し目の方がいいですね。
ただそれだと不満気な患者さんもたまにいるので病状、肌の強さなどで臨機応変に。
頭頂部を痒がる人が多いので頭頂部をちょい強めにすると満足度は高いもよう・・・。
美容師さんからパクった洗髪:ホールド感
看護師さんはあまり気にしないのかもしれないけれど、洗ってもらってる時の距離ってありますよね。
ちょっと遠くから手先で洗われているのか、
がっつり身体に寄せて包み込まれて洗われているのか。
美容師さんから洗ってもらった時に、ふところに入れて洗ってもらっている感じがすると、とても安心感しませんか?
わたしは、これがすごく気持ちよくて。頭を抱え込んでもらってるような・・・
大事にされているような安心感。
今はコロナもあって、あまり近くに寄れないかもしれないけれど、わたしが何気に大事にしていたポイントです。
あ、目にはタオルとか掛けてあげてくださいね。
美容師さんからパクった洗髪:丁寧に洗ってもらった感
丁寧に洗ってもらえた、ってとっても嬉しいですよね。
「この洗髪のあとは〇〇さんの足浴だ・・・」と忙しい看護師さんは頭をよぎる。
そんでもって、「15分くらいで済ませなきゃ」とか考える。(わたしも考えた)
よぎってもいいけど、もちろんよぎるけれども、その時間はその患者さんに時間をさく。こころもさく。
なぜって、こころがここにないって、伝わってしまうんですよね。
掛ける時間の長さではなく、その時間にこころをさく、ってことです。
でもなかなか伝わらないですよね。
そこで、ここでもプロの美容師さんをパクるのです。
例えば
・耳の後ろ
・オデコの生え際
・頭頂部
この3カ所をシャカシャカ丁寧に洗ってもらえると、なんだか丁寧に洗ってもらえた気がしませんか?
注意したいのは後ろの襟足です。
他のところと同じに泡ぶくぶくで洗うと、流しきれずに背中に水が回ったりと何度かわたしは失敗しています。
ひゃっひゃ~~~、背中がこんなに濡れてる・・・
あるある。
患者さんには申し訳ないですが、ベット上で洗った時もありましたよ。
あるあるです。
襟足部分は少しの泡で。深追い禁物です。(患者さんにはばれないように)
最強は美容師さんの技術と看護師のこころづかい
美容師さんの技術に、看護師ならではの心づかいを加えます。
振動による負担がある場合
貧血があったり、体力の低下している患者さんは、頭が揺れることが負担になります。
そんなときは、片手は頭を支えながら、もう片方の手で洗います。
首に負担のない洗髪台の高さ
美容院で洗髪してもらってるとき、首が疲れたり頭が重くてツライときがありませんか?
洗髪台と首の位置って、ちょっとした差で頭の重量がずっしり首にかかるので首の負担が大きくなります。
美容院で洗ってもらってるときに、背もたれの高さと頭の位置を気にしてみてください。
適温のお湯が出るように準備しておく
患者さんを洗髪する前に、あらかじめお湯が出るようにしておきます。
たまに美容院で、跳ね返るお水が顔にかかってなにげに冷たい ><
そんな経験ありませんか?ちょっとした水しぶき、されど水しぶき・・・
あとは優しい言葉がけですね。
ちなみに座って洗髪するときは、わたしは患者さんのひざの上にバスタオル掛けさせてもらってました。念には念を入れよです。
洗髪台の固いむき出しの部分があったら(患者さんの首があたる場所)フェイスタオルで覆ったり・・・いろんな心づかいができますね。
そんなこんな、とにかく、
美容院で頭を洗ってもらったときに、嬉しかったことはどんどんパクってみてください。
なんの道も、その道のプロをパクれば大丈夫♪