繊細っこの子育て

不登校の小学生の息子との関係の再構築】母の私に心を開いてくれるまで

小学校不登校中の息子はHSC。

不登校期間、11か月。

その間に息子の気質HSCを知り、本やネットで関わり方を探っての日々。

関わり方を変えてから息子がとても信頼してくれるようになり、自分の気持ちを言ってくてるようになりました。

悩んでいる方のお役に立てたらと思ったのと、わたし自身も忘れないために書き留めておきます。

拒絶することの意味を考えた

登校できなくなった時、学校、勉強、先生、大っ嫌い!!と言い、話もちゃんとできませんでした。

拒絶の強い息子と接していて思ったのです。

拒絶って、守っているんですよね。

自分を守る反応。

「大っ嫌い!!」と強く拒絶することで自分を必死に守っているんだと気が付いたんです。
きっと無理に学校に行かせようとしていたわたしや夫から、自分を守っていたんだと気が付いたんです。

「北風と太陽」のイソップ童話、ご存知ですか?

旅人のコートを力づくの強い風で脱がせようとすると、コートをぎゅっとさせてしまう。
暖かい太陽の下では、自分からコートを脱ぐ。

自分を守ろうと必死な我が子に、力ずくの強い風はダメ。

せめて家の中が、息子にとって暖かい太陽のような場所にならないといけないと思いました。

息子との関わり方を変える必要があると思ったのです。

わたしが意識して気をつけたこと

不登校中の子どもは自分を責めているといいます。
親に申し訳ない気持ちや、親からどう思われているのか不安なのだと思います。

息子は不登校になってから、わたしの言葉はもちろん、ささいなことにも敏感になっていました。

息子に登校刺激をしないことや、次のことにも注意していました。

ため息をつかない

ため息が無意識に出ちゃうんですね。
不登校の息子のことを考えると、暗い気持ちになってため息をついてしまっていました。

自分でも気がついてなかったのですが、息子はすぐに察知してました。

気をつけなきゃ、と思っているのに、台所でふっとため息をついてしまったり。

そうすると「今ため息ついたでしょ」と涙目で言われたりしました。

話す声のトーンが暗くならないようにする

感情って、声のトーンに出てしまいますよね。

悲しい気持ちやイライラする気持ち。
言わないのに、声のトーンに出ちゃっていたんです。

「どうしてそんなに怖い声なの?」
「どうしてそんな(暗い)声なの?」

泣きそうな顔で何度か言われたことがあります。

わたしが怒っているのではないか、
わたしが悲しんでいるのではないかを気にして不安定になっていました。

ため息をつかないように
声のトーンを一定に
明るく優しく

わたしは自分のメンタルを安定させ、声のトーンや、発する言葉で息子を追い詰めないようにと気をつけました。

息子よりしゃべり過ぎない

子どもの話をよく聞きましょうとは言われますよね。

息子はもともとおしゃべりなのですが、不登校の初めの頃は口数は少なかったです。

一緒に散歩に出る時など、わたしは雰囲気を明るくしようと明るく話しかけたりしていました。

でも、わたしは、わたし自身がしゃべり過ぎていると感じるようになりました。
いつの間にか息子が聞いてる立場になっていました。

話すとスッキリしますよね。

しゃべってスッキリするのが必要なのは、わたしではなく、息子だと気がついたのです。

心のテンションを息子のちょっとだけ上か、同じに寄り添う

心のテンションを同じにするなんて、何のこと?と思われるかもしれません。

でも、こんな経験はないでしょうか?

一緒にいる人がすごくテンションが高くて、いえ、高すぎて取り残されたような気持ちになって、気分が落ちる。
また、どんよりと思い悩んでいる人と一緒にいたら、なんだか自分も元気がなくなってくる。

息子に明るく接しようとばかりに意識がいきがちでしたが、穏やかに息子のこころに寄り添ってみよう。

そんな気持ちを心がけました。

親が持ってる願望は無意識に発せられ子どもは傷ついている

親が学校に行ってくれたらいいのに、勉強をしたらいいのに、と願望を持っていると、それは無意識レベルで子どもに伝わっています。

親として、いえ、親ならば、そう願うのは当然ですよね。

でも、注意したいのがその願望が心にあると、我慢して口に出さないでも出てしまうんです。
例えばどんな時に出てしまうかというと

・学校の子が勉強している時間にゲームをやってと思いイライラ
・学校の子が運動している時間に家の中に閉じこもってと思いイライラ
・学校の子がコミュニケーション取り合ってる時間にゴロゴロしてと思いイライラ
・学校の子はこんなことがやれてるのに・・・
わたしがこうだったのです。

こうなった時に何が一番いけないかというと、このイライラだったり微妙な変化が、子どもを追い詰めるからです。
「僕は、ダメな子だ」と、今の子どもを否定しているかのように取られることです。

息子のこころが回復するまで大事にしようと思っているのに、結局、学校に行って欲しい気持ちがあるままだと、何かの拍子にわたしの心がイライラしたり、登校刺激になるようなちょっとした言葉が出てしまうのです。

息子はわたしのちょっとした空気や発せられた言葉を敏感にキャッチしてしまいます。

今の息子には、この話題は触れないでおこう、
追い詰めるような言葉や態度にならないようにしよう。

意識していれば、ある程度コントロールできます。

でも無意識にある願望や気持ちは、
ふとした時につい出てしまうのです。

わたしは自分自身のこころの安定に徹底しました。
イライラの原因が、学校に通っている子と比べてしまう時に出てくるのです。
そのために息子の成長したと感じたことを書き留めるようにしました。
誰とも比べない。
息子が成長する様子です。

正直、学校で過ごす子供達の様子を見るのは苦痛でもありました。
見るとどうしても、そこに息子がいない事実と、息子との違いを感じずにはいられず、悲しい気持ちになったり、現実とのギャップでイライラや不安が出てきてしまうからです。

とにかくわたしの心が安定することを優先しました。

褒める関わりはタイミングやどこを褒めるかが難しい

不登校を解決するという本に「一日3回は全身全霊でほめてください、嬉しいを伝えてください」とあり実行しました。

ほめた時に息子が嬉しそうにする時と、そこまで嬉しそうではないと感じるものがありました。

あれ?なぜだろう。

ほめるって、難しいと思ったのです

息子は自己肯定感がとても低くなっていました。
自信満々だった小学校低学年から、挫折もあったのかもしれません。

とにかく、自己肯定感を高めること、あなたはそのままで素晴らしいんだよ、と伝えなきゃと思っていました。

でもほめているうちに、息子がほめられるようにしないといけないと思うのではないか?と。
ほめられないと価値がないと思ってしまうのでは?と思ったのです。

ありのままでいい。
あなたはそのままでいいんだよ。そのメッセージを伝えるにはどうしたらいいのか。

大好きだよ。世界で一番大好きだよ。そのままでいいんだよ。っていっぱい抱きしめるようにしました。

何かができるから、何かが良くできるから、、、

そんなの、全然関係ないんだよ。

できるできないは関係なく大好きだよ。
あなたが生まれてくれて嬉しいんだよ。

そう伝えるようにしたのです。

学校で過ごして、できる自分じゃないといけない、そう思っていたのかもしれません。
テストで点数をつけられ、通知表で点数をつけられ、

走れば順番がつき、タイムがつけられ、
お友達との会話では中学受験の話も出てきて、

競って、順番がつけられ、タイムが測られ、

そんな環境も苦しかったのかもしれないと思いました。

感情がマグマのように噴き出した時

学校に行けなくなった理由は、複数重なったと思います。

色んなことがイヤだったんだと思います。

カウンセリングも嫌がり、息子の心の中がどうなっているのか、なかなか分かりませんでした。

不登校半年たった頃、家族で散歩しようという話になりました。

出掛ける時間で夫と息子がもめてしまい、夫が一人で外へ出て行った時のこと。

家の中で怒った息子が泣きながら夫をののしりだしたのです。
それまで息子の口から聞いたことのないような汚い言葉。
わたしはそのドロドロした息子の感情にびっくりしました。

普段なら注意するような言葉。
でも、その言葉が、夫に向けられたものではないと感じました。

息子のこころの奥深くに沈んでた、ドロドロとした感情。

わたしは、こんな感情が、こんな小さなこころの奥深くに沈んでいたことを知って、驚きと申し訳なさと悲しみでいっぱいになりました。

そして、そのドロドロした感情が、小さなほつれから一気に噴き出したのを感じました。

ただ泣きながら叫んだようにののしる息子の背中をさすることしかできませんでした。

カウンセリングを受けさせたほうがいいと思いましたが、やはり息子はうんとは言いませんでした。

こんな気持ちを奥深く抱えていた息子が本当にかわいそうになりましたが、わたしが受け止めようと思いました。

本当につらいね、つらかったね、と。
息子のこころが安らぎ、癒されるように関わろうとより強く思いました。

関わり方で失敗したと思った関わり方

周りの人のために行動できる。
社会で生きていくうえで素晴らしいことですね。

でも、周りの人へ配慮できたり、自分の役割を果たそうと思えるのは、何より自分が安定していないとできないと思うのです。

お手伝いを割り合てて追い詰めてしまった失敗

息子と接する時、失敗したと思ったことが数回ありました。

学校の先生もお手伝いをさせることをとてもいい事だと言っていました。
理屈は理解できます。
家の中で役割を持たせないといけないと思ったわたしは、簡単な洗濯物を畳むのをお願いしました。

でも実際はゲームをやっていてなかなか洗濯物に取り掛かれません。

声を掛けるわたしはだんだんイライラする

お手伝いをお願いしてもなかなかやってくれません。
そんな息子にわたしはイライラしました。

放っておくことで「やりなさい」と追い詰めていた

他の家事はわたしがどんどん進めていきますが、息子に割り振った洗濯物だけ、手つかずで残していました。

そして息子はやっとその洗濯物をハンガーから外し始めたものの、泣きながら隅っこでうずくまってしまいました。

やれるような心の状態ではないのに「やりなさい」と言わんばかりに残してある・・・

酷い親でした。

周りの大人は、学校に行っていないのだから、せめて家では役割を持たすことが大事と思いがちです。

そう、でもそれは、それができる状態かどうか、が問題です。

学校に行っていない。

学校へ行けなくなったんです。

もしあの頃に戻れたなら、ただゲームをしてるだけに見える息子が、今なら、どんなに苦しんでいたかが分かります。そして絶対に「学校に行っていないんだからこれくらいやりなさい」と子供を追いつめることはしません。

気乗りしない外出を強引にさせてしまった失敗

せめて1日1回は外へ出て欲しいと思っていました。
太陽を浴びたり歩くことって健康だけでなくこころのケアにもいいですよね。

声を掛けて一緒にスーパーへ買い出しに誘いますが、なかなか気分が乗らない場合、準備が終えたわたしは待たされていることになります。
その時にわたしがイライラするんですよね。
そしてそんなイライラしたわたしが息子に接するわけです。

お互い沈黙したまま散歩したことがありました。

わたしの思う通りにならずにイライラしていることに気が付く

でも、周りの人のことを考えたり、役に立とうと思えるようになるのには段階があると思うのです。

まずは何より自分の存在を確信すること

「させる」ことが追い詰めることがある
面談する学校の先生は、息子に家庭内で役割を持たせることも大切だと思われているようでした。

「させる」こと。本人の意志がないのに〇〇しなさい、という環境も合わなかった息子。

時には必要ですね。自分がやりたいと思わないことでもやらないといけない。

でも、それは、それができるこころの段階があると思うのです。
でもこころのエネルギーが回復しつつある今は、わたしを気遣ってくれ、優しい言葉をかけてくれるようになりました。

お手伝いも、「僕があとでやるから、残しておいてね」と言ってくれます。

いつの間にか、○○させなきゃ、「させる」子育てになっていたわたし。

今は、そうならないように気をつけています。
こころが安定すると、周りの人の状況も見えてくる。
そうなって初めて、周りに対する優しさが出てくるのだと思います。

「上から」の関係を「横」の関係性にする

幼い頃から元気な息子だったので、しつけも一生懸命していたつもりでした。
そして息子に対したわたしは、上からものを言うのが当たり前になっていました。

息子が不登校になって初めて振り返り、分かったことです。

でも、ここで振り返れて良かったと思っています。

子どもって、上から言われることが多いと感じます。

学校でも家でも、習い事でも。

とりあえず息子が発する言葉は否定しない、最後まで聞く、を心がけました。
息子の言葉をそのまま聞き入れるのです。

そして今は、何に対しても
わたしはこう思うけど、どう思う?
わたしはいいなと思ったんだけど、どうかな?

そうやっていくうちに、以前は全ての提案にすぐさま「嫌だ!」と即答していた息子が変わってきました。

「僕のことを考えてくれてありがとうね。考えとくね」そう言ってくれるようになったのです。

わたしが強要をしてこないと信じてくれるようになったこらこそ、話を聞いてくれるようになったと感じます。

注意していること

息子との関わりを変えていって、息子のこころが回復してきつつあるのを感じます。

でも、人間って、なかなか変われないと思ったのが、気をぬくと、つい、○○させよう、と思ってしまうわたしがいるのです。

せっかく息子が成長した場面なのに、○○もしてみたら?と余計なひと言を言ってしまったり。昨日も反省。

でも不登校前半ならわたしの不用意な言葉で落ち込んで隅っこで泣いてしまうようなことも、今では、すぐにこころを持ち直してくれるようになりました。
こころが安定してきたと感じます。

息子の親ですから、これからもずっと息子の親なのですから、わたしが変わっていかないといけないな、と思っています。
不登校になったから、その間だけ変えればいいのではなく、きっとこの関わり方が息子には合っていると感じます。

忘れないようにしたいと思っています。

子育ておすすめ本:不登校対応は結局シンプルなことが大事と気がついた 子どもが不登校なので、ネットや本、体験談を聞いたり、いろんな情報を集めまくってました。 でも大事なところは、結局とてもシ...

まとめ

息子との関係作りは、これからもずっと続くことなので、不登校をきっかけに見直すことができて良かったと思っています。

これはわたしと息子との一例ですが、もしお子さんとの関わりで悩んでいる方がいたら、少しでも参考になれたら嬉しいです。

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