わが子が不登校になった時、わたしは仕事を辞めました。
なぜ仕事を辞めようと思ったか、辞めてみてどうだったかをお伝えしたいと思います。
我が子が不登校になり仕事を辞めた理由

わたしが仕事を辞めた理由です。
「ママと一緒にいたい」と言われた
我が子が精神的に不安定で心配だった
仕事を辞めた理由:ママと一緒にいたいと言われた
不登校になった時、一緒にいたいと言われました。
仕事がとても忙しく、暗くなって帰宅した後も持ち帰った仕事に追われる日々でした。
子供が話しかけてきても、じっくりと向き合えていなかったと思います。
そんな中での不登校。子どもに希望されて、金銭的には非常に厳しくなりますが仕事を辞めることに迷いはありませんでした。
子供さんによると思います。
一人っ子のわが子は、わたしの仕事中にも寂しくなると電話を掛けてくる子だったので、一緒にいたいと言われて迷いはなかったです。そうだよね、と思いました。
仕事を辞めた理由:精神的に不安定で心配だった
不登校になり始めた頃、不登校への理解がなかったわたしは、子供の手を引っ張って学校へ連れて行こうとしていました。
手を引いて歩いている時、「ぼく、学校に行ったらうつになっちゃう」と言われました。
そんな子を、ひとり家に置いておくのがとても心配でした。
でも、子どもさんが仕事を辞めることを希望せず、一人で家でリラックスできるなら、仕事を辞めなくてもいいかなと思います。
自宅にいる時に愛をいっぱい伝えてあげてほしいです。
わたしの場合は、やっぱり子供が希望したから辞めました。
子供の不登校で母親が仕事をやめて大変になったこと

わたしは仕事を辞めて自宅にいますが、大変なことをお伝えします。
金銭面
自分の感情コントロール
学校から頻繁に呼び出された
仕事を辞めて大変になったこと:金銭面
世帯収入が減ってしまうので仕方がありませんが、さいわい、コロナの子供世帯の給付金や、ここ数年での貯金もあったりして、なんとかなっています。
仕事を辞めて大変になったこと:自分の感情コントロール
我が子とずっと過ごすので、わたし自身の感情コントロールがとても大変でした。
母親であるわたしの感情が子どもにダイレクトに伝わってしまうからです。
不登校への理解が得られずツライ思いをしたときも、子どもに見つからないように泣くのに必死でした。
不登校の子どもと、世間での時間の流れが違いすぎて、ふと我が子を見たときに、大丈夫なのだろうか?と押し寄せてくる不安に飲まれないようにするのにも必死、またイライラする気持ちをおさえるのにも必死でした。
でも、イライラをおさえたり、不安な気持ちになったじてんで、もうその気持ちは、ほぼほぼ我が子に伝わっていますもんね。
仕事を辞めて大変になったこと:学校から頻繁に呼び出された
学校が我が子の不登校をとても心配してくれていて、母親だけの面談など、かなり多かったです。
仕事を辞めていることを伝えているせいか、2週続けて呼び出されることもあったり急な面談を希望されたりと、仕事をしていたらとてもじゃないけど対応できないと思いました。
子どもの状況を把握できない学校からプレッシャーをかけられることも多く、学校と関わることじたいがわたしの大きなストレスになってしまいました。
仕事をしている忙しいママだったら、こんなに頻回に呼び出されないのではないかな?と思ってしまいました。
不登校で仕事を辞めてよかったと思うこと

わたしが仕事を辞めてよかったと思えることです。
仕事を辞めたからというよりは、不器用なわたしが、仕事を辞め時間ができたことで良かったことです。
不登校についてじっくり情報収集できた
子どもとの関わり、主人との関わりを考えられた
今後の自分の生き方を考えられた
不登校についてじっくり情報収集ができた
図書館に行って心理学の本を読んだり、ユーチューブ動画などから、不登校の子どもの気持ちなどを知ることができました。
講演会などもZOOMで聞いたり、同じ不登校のママさんと話したりもしています。
子どもとの関わり、主人との関わりを考えられた
最初は子どもとの関わりを振り返る時間でした。

一番大きいと思ったのが、上下の関係ではなく、横の関係にしたことです。
ただ、むずかしいのが、わたしは横の関係にしているつもりなのですが、これまで上下の関係になっていた、しかも不登校で自己肯定感が低くなっている我が子は、なかなかこころを許してくれていないと感じます。
きっと上下関係からモノを言われること、また「させられる」ことを無意識に警戒しているのでは?と思います。
なので、まだまだ道半ばですが継続は力なりですね。
そして、大きく変わったのは、わたしと主人との関係です。
子どもの不登校で、さけては通れないのが家族間の関係です。
わが子が過ごす家庭が居心地のいい場所でないといけない。
わたしはそれまで主人に不満がいっぱいでした。仕事が忙しかったのがさらに拍車をかけていたのだと思います。
でも、まてよ、と思ったのです。
他人は変えられない。変えられるのは自分だけ。もう一度その気持ちで主人との関係を見直しました。まずわたしが変わらないと主人も変わらないだろう。子どものために変えないと・・・。
そして主人との関係も良くなってきました。今では3人で仲良くコタツに入ります。以前は、主人は居心地悪かったんだろうな、と思いました。
こうやって不登校で仕事を辞めたことで時間をかけて夫婦関係を見直すことができました。
今後の自分の生き方を考えられた
仕事をやめて、じっくりわたし自身のことを振り返ることができました。
不登校って、子どもを通して、けっきょくは親の生き方、考え方など、これまでを振り返ることになるのですよね。
これまでの生き方で無理をしていたことはないか?
だって、不登校って、子どもがつらかったから。これまでの人生が、「ちがうんだよ~」って教えてくれていると思うんです。
以前のペースで、同じ仕事をしていたら、また時間に追われ、イライラしたわたしになってしまうと思ったのです。だから、わたしの生き方をすごく考えました。
そして、本当にやりたかったことをやろうと決めました。
わたしの笑顔のために。それが子どもの笑顔になると信じているからです。
まとめ
不登校だと仕事をやめたほうがいいのか、とても悩みますよね。
子どもさんが希望しなければ辞めることはないと思います。でも、不登校の最初のころは、本人も気が動転していたりするので、少し落ち着くまでは早めに帰宅したりできたらいいかと思います。
仕事をすることが気分転換になって、明るく優しいママでいられるならいいですね。
わたしはそれができませんでしたから。今、自分を取り戻している最中です。
参考になったらうれしいです。