訪問看護は、訪問だからこその楽しいことや面白い話があります。
わたしが体験した訪問看護ならではの楽しいエピソードをお伝えします。
訪問看護と病棟との違い
病棟と違って、訪問だからこそ、ドキドキすることがあります。
それは、次に訪問するまで会えないということです。
だからこその失敗もあったりします。
病棟のように、「やり忘れた」ができない
病棟だと、ちょっと聞き忘れた、やり忘れたことって、病室にすぐ戻れますよね。最悪、病棟に電話して次の勤務の人にお願いすることもできます(何度か経験済み)。
でも訪問の場合は、次に訪問するまで会えません。なのでやり忘れができないのです。
内服セット忘れ
高齢な利用者さん。内服薬の飲み忘れがあるので看護師が訪問した時にお薬カレンダーにお薬をセットしていました。
しかし、1錠、セットし忘れていたのが事務所に着いてから発覚。
聞き忘れ
利用者さんの訪問の時の情報の聞き忘れ・・・
気軽に電話連絡ができない
緊急訪問が入ったりなどでスケジュールが変わると、どうしても訪問時間が変更になる場合があります。
そんな時は電話で時間変更をお願いするのですが・・・
耳が遠い
電話が不通になっている
月々のやり繰りが大変で電話が止まっている利用者さんもいます。
まだ寝ている
自宅なのでもちろん起床の時間もまちまち。
訪問を忘れられている・・・
訪問の日時をお約束しているのですが時にはこんなことが・・・
寝込みを襲ってしまう場合も
ピンポンすると、バタバタと慌てている音がする。
看護師の存在すら忘れさられている場合も
買い物に行ってしまってる場合とか・・・
そもそも看護師と認識されていない場合もある
訪問看護の仕事内容は、その利用者さんでさまざまです。
医療行為がほぼなく、見守りで訪問している利用者さんもいます。
だからこその、こんなことが・・・
風邪気味だから訪問をキャンセルしたい
看護師を気遣ってくれての電話
腹痛でトイレにこもってるから訪問をキャンセルしたい
看護師なので、不調な時ほど、行かせてくださいって感じです。
でも、そうやって、訪問する看護師を思いやってくださってるのですね。
利用者さんのキャラが立つ
訪問の魅力的なところって、利用者さんのキャラクターが立っているところだと思います。
自宅でのびのび過ごされているから面白い場面にもたくさん巡り合います。
入院すると、そうは過ごせないですもんね。
利用者さんも十人十色。素敵な思い出がたくさんあります。
まとめ
訪問看護って、利用者さんとの関わりが長期になる場合も多いので、もう本当に助けたり助けられたり。
利用者さんのキャラクターにも救われたり笑わせてもらったりすることもとっても多かったです。
まだまだこれはほんの一部です。
医療者としての看護師というより、いち個人という、人間同士の触れ合いがいっぱいありました。
少しでもほんわかした気持ちになってもらえたら嬉しいです。