看護師の結婚

主婦が看護師になるには?費用や資格取得方法をママナースが解説!

私が身に付けて良かったと思っていることは、看護師免許と自転車に乗れること。

今までの人生で仕事に困ったことは一度もなく、どうにでもなると思えるのは看護師免許があるからです。

子供の幼稚園のお迎えに間に合うように働きたい!

辞めても他に働く場所がすぐ見つかる!など、本当に助かってます。

「看護師って、どうなんだろう、、」

看護師に興味を持った主婦にとって、費用や時間、育児との両立など気になりますね。

子育てしながら大丈夫かしら?

そんな心配な費用や資格取得方法をまとめてみました。
良かったらご覧ください。

主婦が一番気になる看護師になるために必要な費用は?

主婦にとって費用が気になりますね。

必要な費用
看護師養成学校3年 総額250~300万くらい (都立は総額100万強)
短期大学3年 総額250~400万くらい
看護大学・大学看護学科4年 総額240万~600万くらい

                                       参考サイト:日本の学校

国家資格である看護師になるには、大学の看護科か看護大学で4年、短期大学で3年、看護師養成所(看護専門学校など)で3年、のいずれかで学び卒業し、その後国家試験を受けて合格しなければなりません。

 

費用は公立と私立で差があります。都立の専門学校は3年で100万強ほどと安いです。

                                     参考サイト:都立広尾専門学校

 

わー、でも、高っ、、
もうダメ・・・
慌てないで、
大丈夫、大丈夫

一番リーズナブルに看護師になるには3年の看護師養成所(看護専門学校)がおすすめです。他にも看護師養成所をお勧めしたい点をお伝えしますね。

看護師養成学校(看護専門学校)をおすすめする理由

実質もらうことになる奨学金

・卒業後そのまま病院で働けば返金必要がない病院の奨学金

看護師養成所で奨学金を貰うのが絶対おすすめです。

奨学金は学校附属の病院から出ているものが多く、金額は月額3~5万円が多いようです。
在学中の3年もらったら、卒業後3年その病院で働けば、返金の必要がありません。

その病院で働けば給料はまるまる支給され、奨学金は返す必要がない。絶対おすすめです。

ただし、卒業後に違う病院へ就職した場合や、例えば1年や2年など、3年未満しか病院に在籍しなかった場合は、その病院の規定に合わせて返還しないといけません。

石の上にも3年、だけではない3年はそのまま病院所属がよい

奨学金のため以外でも、その後の看護師人生において3年は病院に残ることをお勧めします。

私が大学病院で働いていた頃、ちょくちょく同僚と話していました。

あー、疲れた・・
そうだねー、
ゆっくりした所で働きたいね・・

総合病院など覚える医療行為も多く、患者さんの命に関わるウエイトが重くて大変です。また気弱な私には過酷な環境ではありましたが、そこで3年過ごした事で、その後の転職先の選択肢が格段に増え自信にもなりました

また学んだ病院は勝手も分かっているのでその分は楽です。

大学卒業より1年早く働ける

看護師養成所は大学より1年早く卒業できるので1年早く仕事ができます。

教養分の1年分が少ないだけで実習はみっちりしているのでスキル的には十分です。

 

看護師養成学校(看護専門学校)は数が多い

けっこうな数の看護師養成学校がありますね。

                                    出典:厚生労働省 探検・発見・看護

自宅から通えるところに看護師養成所(看護専門学校)がないか探してみましょう。

近いのが一番ですね。

活用したい社会人枠

・試験内容は小論文・面接のところが多い

入試試験は高校卒業者とは同じ学科試験では不利になりがちですが、社会人枠では「やる気」と人間性に焦点が当てられます。

看護師は患者さんと接するため、人間性も重要です

一度社会に出た人は社会経験しているのでその分評価は高いです

上の表のように70%の学校が社会枠をとっています。行きたい学校に社会人枠があるか問い合わせてみましょう。

・厚生労働省の指針

2015年、厚生労働省から「看護師養成所における社会人経験者の受け入れ準備・支援のための指針」という指針も出されており、看護師養成所向けに家庭生活との両立のための支援が示されています

 

学習や心身の健康、家庭の事情等のさまざまな側面において個人個人に合ったきめ細かな対応が求められています。教員には、多様な社会人経験者が将来看護師として活躍できるよう、長所を引き出し、短所を補うために、教育力・指導力を高めていくことが、今後ますます求められていきます。
そこで今回、社会人経験者を受け入れる準備を整え、社会人経験者がより学習しやすい環境を提供することで、これまで以上に質の高い看護師を養成することを目指し、厚生労働科学特別研究事業や看護職員確保対策特別事業での報告等を踏まえ、「看護師養成所における社会人経験者の受け入れ準備・支援のための指針」を作成しました。

引用:2015年厚生労働省「看護師養成所における社会人経験者の受け入れ準備・支援のための指針

 

主婦には心強いですね。

 

・ただし社会人枠は倍率が高い

このところ社会人枠の倍率が上がっていて4倍以上はあるようです。

狭き門になりつつあるのは不安要素ですね。

看護師の国家資格の合格率は90%程です。

都立看護専門学校の入試日程

参考に2021年度の都立看護専門学校の試験の日程です。

 

                                   参考サイト:東京都福祉保健局 令和4年度都立看護専門学校入学試験情報

社会人枠は9月と早いですね。

看護師養成所卒業のデメリット

4年の大学卒と比べた場合のデメリットです。

・給料が月8000~10000円程低い
お給料には反映されます。

・大学卒業の看護師が増えている
私が卒業した専門学校は現在大学になっています。
現場には大学卒業の看護師が増えてきたな、と感じるようになりました。

大手企業に就職したいなどの場合は不利になる可能性がありますが、
普段働いている時は、学歴の話は殆ど出ませんし、差は感じないと思います。

・管理職などキャリアを積みたい場合不利
現場を楽しんでいた私には関係なかったですが、キャリアを積む時には差が出ると思います。

・看護師以外の免許取得はできない
助産婦・保健師の免許が欲しい場合は、看護師に合格した後、それそれの学校で1年学ばないといけません。

看護師免許の取得方法

正看護師免許の取得方法のまとめです。

看護師養成所(専門学校)3年、または短期大学3年、大学4年を卒業し国家試験を受験。
国家試験は2月にあります。
学校を単位不足などで留年する場合、国家試験は受けられません。
国家試験に合格して晴れて看護師に。

看護師になりたい人の面接時のポイント

・やる気と続けられる意志
看護師をどういう理由で希望しているか、そして学校を続けられるかが見られます。
入学しても辞めてしまう人が10%ほどいます。
私の時も2クラス80人程で、2名ほど退学者がいました。

看護師になる為の実習など大変です。それをやり抜ける意思があるかを見られます。

面接では看護師になりたい志望動機、意志がしっかりしている事をアピールしましょう。

面接のポイントなどこちらの記事にまとめてあります。
参考にこちらもご覧ください。

面接突破!看護師の志望動機エピソード例と面接注意点。看護師になりたいけど、面接が心配。先輩ナースたちの志望動機はどうしてたか知りたい! 20年以上看護師として働いてきた経験からお伝えした...

少しずつのステップアップで看護師になる方法

これまでお伝えしたのは、高校を卒業した前提でのお話で正看護師になるためのお話でした。

中学校までしか出ていない方、また学校合格に不安を覚えた方は、准看護師という方法があります。

准看護師という選択

正看護師は国から認可された国家資格ですが、准看護師とは都道府県知事による資格になります

2年間准看護師養成所に通います
学校により全日制や半日制もあり、働きながら学ぶことができます。
病院の助手の仕事をしながら学校へ行ってる人もいました。

准看護師は正看護師や医師の指示のもとでの業務になりますが、現場では正看護師に混ざって変わりない仕事をしています。

私が看護学生だった頃から(いつ?)准看護師制度は廃止する方向へ動いていると聞いていましたが、実際は看護師不足もあるのか制度として現在も残っているというのが実情です。

准看護師はその後、正看護師になる方法もあります。

子育てをしながら看護学校の両立はできるか

正看護師の養成学校の始業は8時30や9時が多く、終わりも16時半頃が多いと思うので、問題は実習です。

病院などの実習
・朝早い
・休めない
・記録がたくさんある(毎日の課題が多い)

病院の時間に合わせて動くので日勤が8時スタートの場合7時半には着替え終わっていました。

単位もあるので休めず子供さんのお世話をご主人以外でもフォローしてくれる人が必要です。

私の場合は実習中の平均睡眠時間は5時間。教員から「それだけ寝てたら大丈夫ね」と言われたのを覚えています。
課題に追われて2、3時間しか寝ない日もありましたし徹夜だった人もいました。
実習は踏ん張りどころです
課題もたくさん出るのでご主人または他に家事と育児をやってくれる人が必要だと思います。

実家が近い人はその時期だけでも実家にお世話になるなど協力が得られたらいいですね。

准看護師養成所の方は育児をしながら頑張ってる人は多いようです。
准看護師養成所の学費は一年で50万円ほどです。
奨学金制度もあるのでそれを利用すればハードルはぐっと下がりますね。

私はこれまで准看護師さんともお仕事したことがあります。
大学病院上がりで点滴をやったことなかった私にサーフロー点滴留置針という点滴を教えてくれたのは個人病院の准看護師さんでした。とても勉強家で努力家で、尊敬していました。

おわり

主婦でも看護師になる方法をお伝えしました。
学んでいる時は、学生同士で支え合って頑張れたこと、今でもいい思い出です。
是非参考にしてください。応援しています。