転職先での人間関係、気になりますよね。
人間関係で悩みたくない、うまくやっていくにはどうしたらいいかな?
私自身がこれまで数回の転職を経験して感じてきたこと、反対に転職してきた人で職場とうまくいかなかった人達も見てきたので、その経験からお話します。
転職先で人間関係に悩まないためにどうしたらいい?
その職場が人間関係がいいと安心しますね。
でも最初からキャラ全開だと良く思われない場合があります。
新しい人はイヤでも注目される
転校生がそうですね。
転校生ってだけで注目を浴びて、時にはいじめの対象になったりします。
職場は大人の世界なので、子どもの世界のようなことはないと思いますが、注目を浴びてしまうことは確かです。
慣れてないので失敗しやすい状況
新しい職場だと業務のやり方に慣れたり、物品の場所を覚えるのも必死だと思います。
失敗もしやすい状況ですよね。
でも新しい人というだけで注目度が上がっているので、少しの失敗でも重なればマイナス評価につながりやすくなります。
最初は大きなミスをしないように集中しましょう。
人は変化を好まない
人は変化を好まないと聞いたことはありますか?
もともと人間は現状を維持しようとするようにできています。
満員電車の例え
満員電車に乗ったことがある人は分かると思います。
電車の扉が開いて乗り込もうとする時、
自分からギューッと身体を押して入っていかないといけないですよね。
そして扉が閉まる。
でも、あんなにギュウギュウなはずだったのに、少しずつ間隔ができていく。
どこからともなく、それぞれが隣の人と間隔を空けるようとしていく。
・・・なんだ、そこまでギュウギュウじゃなかったじゃん・・・
都市部ならそんな経験は一度でもあるのではないでしょうか。
変化を排除しようとする意識
扉が開いた時、それまで電車に乗ってた人は、新しい乗客を乗せたくないという意識が働きます。
乗せたくないのは無意識かもしれませんし、実際、スペースが狭くなるのがイヤなのもあります。しかしそれと同時に新しい人が入り込むのがイヤだという意識が働きます。
こんなふうに人は変化をキライます。
変化による不安もあるでしょう。
それまでその職場での自分の立ち位置が、新しい人により変化すると思うと不安になり、排除したいという気持ちが出てこないとも限りません。
最初からあまり目立たないほうが上手くいくと思います。
よかれと思って言ったことに反発されることも
これまで看護師としての経験があるなら、転職先で「あれ?」と疑問を持つこともあるかもしれません。
よかれと思って言ったことでも、なぜだかマイナスにとられてしまう場合があります。
異動してきたOナース
わたしが所属していた科に異動してきた中堅のOナースがいました。
明るく、自分の意見はしっかり言える人です。
そのOナースが、以前いた病棟ではこういうふうにやっていた、と言ったことがありました。
改善した方がいいよ、との指摘でした。
でも結局それをきかっけにOナースはベテランナース達とうまくいかなくなり、職場の雰囲気が変わっていきました。
それまでは人間関係のとても良い職場で、ベテランナース達もそれぞれ優しい人達だったので、どうしてこうなったのか疑問でした。
でも、よかれと思っての指摘も、長くその職場で働いていた立場からしたら、批判されたと感じたのかもしれません。
長くその職場で働いていたら、プライドもあるでしょう。
転職先では、よかれと思ったとしても早々には指摘はしない方がいいでしょう。
疑問点などは上司に伝えましょう
納得いかないことや、困ったことなど看護師長などの上司に伝えるようにしましょう。
ただし上司も人なので、働き始めてすぐにの指摘はいい気がしないと思います。
言い方、伝え方は注意しましょう。
辞めてもいいつもりなら止めませんが、その職場で今後も働くつもりなら、半年など少し信頼を得られるようになってからの方が安心です。
キャラ全開だとどう接していいか分からない場合も
新しい職場で緊張のあまりか、キャラ全開になってしまう場合があります。
話し出すと止まらない
おそらく余裕がないのだと思いますが、わたしが働いていた職場に転職してきたBナース。
コミュニケーションを一生懸命にとっているのだと思いますが、話し出すと止まらない。
こちらが合間に話そうと思っても、一気に話すので話が嚙み合わないということがありました。
逃げ腰過ぎる
転職先では、今までにやったことがない処置などをする場合もあるかもしれません。
「やったことないのでできません」
とにかく逃げる言葉を言い続ける人がいました。
不安なのは分かります。
逃げ腰になる気持ちも分かります。
でも逃げているのか、頑張っているのか、どちらの印象を与えるかで働きやすさはうんと変わります。
「初めてで分からないので、見せてもらっていいですか?」
「初めてで自信がないので一緒にお願いできますか?」
前向きに頑張っている姿勢を見ると応援したくなりますよね。
転職先の人間関係に派閥ができていた時の対処法
人間関係のいい職場ならいいですが、こればっかりは実際に働かないと分かりません。
転職先で万が一、派閥ができていたら面倒ですね。
派閥にどっぷりつかるのはNG
どれかの派閥にどっぷりつかるという選択肢があります。
いっけん、どこかに所属していた方が安心と思いがちですがこれがそうだとは言えません。
結局新参者なので立場は悪くなる
新しい人は目立つのが前提なので、どこかの派閥に所属したとしたら、「新しく入った人なのに」という目で見られてしまいます。
一度、そう思われたら何かにつけてとても面倒です。
中間の立ち位置がいい
仲たがいしている同士それぞれから親しくされたら、対処に困ってしまいますね。
でも気にすることはありません。
新入りなので詳しいことは分かりません、的な顔で、中間の立ち位置がおすすめです。
転職したばかりでは、どうして派閥ができているのかも分からない状況です。
片方にだけ肩入れし過ぎない方がいいでしょう。
例えばもし同僚のネガティブな話を聞かされたら
「へー、そうなんですか?」
など短い返事で対応しましょう。
または
「そうなんですか?もしそうならイヤですよね」
など、あやふやに答えるのがおすすめです。
感情移入し過ぎて
「うわー、それ酷いですよね!」
など同調し過ぎてしまうと、派閥の渦中に入ってしまうことになり大変です。
派閥がある職場でも、他に中間的な立ち位置の人もいると思います。
その人がどんなふうに振舞っているかを見るのもいいですね。
人間関係に悩まないために業務にまじめに取り組むのがいい
女性だけの職場。転職したばかりは特に注目されているので、人間関係は注意が必要です。
過度に目立たない
最初から指摘をしない
派閥がある時はまずは中間的な立場になる
などなどありますが、一番はやはり、目の前の業務に一生懸命取り組むことだと思います。
指摘や注意を受けたらしっかりお礼を言う
慣れない業務だと、教えてもらったり、指摘されることも多いですよね。
一日に何度も指摘や注意を受けると、凹んでしまいますよね。
でも、そこでしっかりお礼を口にしましょう。
分からないことはしっかり聞く
分からないことを分からないままにしておくと、あとあと困りますよね。
一人で抱えてしまうと、つい気持ちもネガティブになります。
分からないことがあったら、その日のうちに早めに教えてもらいましょう。
分からないことは聞く。
または家で復習したが分からなかったから聞く。
これも信頼関係に繋がります。
分からないことをもし分からないままにしている人がいたら、本当にこの人、分かっているのかな?
仕事は任せて大丈夫かな?と心配になってきます。
大丈夫かその都度確認をとらないといけないので業務も増えますし心配です。
でもこの人は分からないことは聞きにくる、という信用ができると聞きにこないということは大丈夫と思えます。
その分フォローする負担も減るので信頼関係にもつながります。
まとめ
業務に一生懸命に取り組むことが、転職先の人間関係で悩まないためにも役立つとはびっくりかと思います。
一生懸命にやっている人は助けてあげたくなるし、受け入れてもらいやすいですね。
もしお役に立てるならこの記事もご覧ください。
転職先の人間関係がよくて、この記事を読んだのは取り越し苦労だったな、と思える職場に出会えたらいいですね。