ブランクあけの復職、不安ですよね。
わたしも訳あって事務員と化していた職場から5年ぶりに病院へ転職した時は、清水寺から飛び降りる覚悟でした。笑
それなりに失敗もしましたが、なんとかなりました。
ブランクがあって不安な看護師さんへ少しでもお力になれれば嬉しいです。
ブランク明けでのわたしの失敗談
5年ぶりの病棟。
点滴終了した患者さん。
ヘパリンロックならできると思いきや・・・
![](https://bosatsu-mama.com/wp-content/uploads/2021/07/ヘパロック.jpg)
三方活栓が変わっていてヘパリンロックができず。
ナースステーションへUターン・・・
点滴の準備を手伝おうと・・・
見たことのない抗生剤キットが。
見よう見まねでやっていると液だれしてしまい・・・
![](https://bosatsu-mama.com/wp-content/uploads/2021/07/抗生剤.jpg)
こんなわたしでしたが、無事に復職することができました。
ここから、復職する時の不安なところを解決していきますよ。
復職が怖いと思う不安の材料
不安って、何が不安なのか怖いのかを具体的に挙げていくと以外に整理されてスッキリします。
・今の医療が分からない
・何をどう勉強していいか分からない
・失敗やミスをするのが怖い
・人間関係がうまくやれるか不安
・家庭や生活の変化に対応できるか不安
不安なのはだいたいこの5つですよね。
復職が怖いその1.今の医療が分からない
最新の医療が全くわからない・・・
大きな不安の種。
でもですね、現役でも何かが変わると戸惑うんです。
訪問看護をしていたことがあります。
行ったお家で点滴しようと思ったら、初めて見る針で使い方が分からない。そんなことも多かったです。
事務所では戸惑う声の嵐。
「え??それはどうやるの???」
「うわー、、、見てみないと分かんないな。できるかな」
現役でも新しい物には戸惑い、そして慣れていく。その繰り返しです。
ブランクがあると戸惑うものばかりですよね。不安もあって当然です。
復職する時はみんな同じです。
もう腹をすえて慣れていくことが一番^^
わたしはヘパロックすらできない自分にびっくりし、病院からこっそり注射器と三方活栓を持ち帰ったことがあります。笑
行った先で、どんな種類の物を使っているかにもよりますね。
細かいことは職場で教えてもらう。そう思いましょう。
必ず身についていくので大丈夫!
復職が怖いその2.何をどう勉強していいか分からない
看護師の仕事って、範囲が広いですよね。
勉強していくのは絞っていくといいですよ。
こちらの記事に勉強方法をまとめました。
良かったら参考にしてください。
![](https://bosatsu-mama.com/wp-content/uploads/2021/06/復職-320x180.jpg)
復職が怖いその3.失敗やミスをするのが怖い
とにかく一人で判断しないこと。
ミスを防ぐにはこれが一番。
報告、連絡、相談の報連相(ほうれん草)です。
分からないことは聞いていくことが大切。
わたしがこれまでミスをした時は、一人で判断してしまった時と焦った時。
ブランクあって、緊張していると、焦る気持ちもあると思います。
焦る気持ちは、しょうがない。
でも、焦ったとしても、一人で判断しない、慌てて何かをしないことです。
周りが忙しそうだと、つい悪くて聞きにくいことがあるかもしれません。
最初は、みんなそうです。多少なりとも迷惑かけながら成長するもんだと割り切っていきましょう。
わたしは随分と迷惑を掛けていたと思います。
復職が怖いその4.人間関係がうまくやれるか不安
その職場はどんな人達がいるのかな?人間関係も不安ですね。
わたしが働いていた時も、復職してくる看護師もいました。
受け入れる方もどんな看護師が来るのか興味深々です。
自己紹介の大切さ
面接の時にブランクの話はしてあると思いますが、職場で挨拶をする時は必ずブランクがあることも伝えましょう。
多少なりとも迷惑をかける部分は出てくると思うので、その部分へのひと言も忘れずに。
自己紹介で経歴をずらずら話す人もいますね。でもお勧めしません。
その職場の人達がどんな人か分からないからです。
嫉みや嫉妬になる場合もあったり、その経歴なら大丈夫よね、と思われる場合があります。
経歴を話すのは聞かれた時にだけ答える方がいいですよ。
謙虚な気持ちで少しずつ
最初から打ち解けようと思わなくても大丈夫。
業務に慣れるだけでもめい一杯ですよね。
コミュニケーションも最初からガツガツいくより、雰囲気を見たり、どんなスタッフがいるのか知っていく方がいいと思います。
溶け込もうと思ってエンジン全開でいくと、それまでの職場の雰囲気と変わってしまいます。
急な変化をこころよく思わない看護師がいないとも限りません。
謙虚な気持ちで少しずつを心がけましょう。
努力していることを分かってもらう
復職する時に勉強をしたのではないかと思います。
勉強をまとめたノートや購入した本など、休憩時間にちょっと確認したりすると、努力していることが伝わります。
また教えてもらったことも、直ぐにメモるようにした方がいいですね。
覚えようとしている努力が伝わります。
主張をすると嫌われる
「前はこうやっていたんですけど・・」
「こうじゃないんですか?」
など、完全なクエスチョンなら問題ないのですが、言い方によっては批判しているように取られてしまいます。
改善した方がいいのでは?と思う場合があっても、最初から主張したのでは嫌われるだけです。
その職場の看護師にとっては、主張の仕方しだいでは批判されたと感じます。
最初から指摘しないようにしましょう。
医療的にどうかな?と思う場合は、看護師長など上司に直接話すようにしましょう。
こちらの記事も参考にあるかと思います。
![](https://bosatsu-mama.com/wp-content/uploads/2021/07/転職先-1-320x180.jpg)
復職が怖いその5.家庭や生活の変化に対応できるか不安
久々の復職なら、生活が変わりますよね。
もし結婚していて復職したい場合はこちらの記事も参考になるかもしれません。
![](https://bosatsu-mama.com/wp-content/uploads/2021/04/wedding-1034430_640-320x180.jpg)
年齢的に大丈夫かしら?の不安には
年齢が変わると、体力も変わります。
以前は大丈夫だったことも、働いてみたらキツクなることもあります。
わたしは腰痛とは無縁だったのですが、子どもを産んでから腰痛持ちになりました。
職場看護師の年齢層を聞く
復職先を探す時、職場看護師の年齢層を聞いてみましょう。
自分の年齢層と離れているとそこに溶け込めるかも心配になりますね。
年齢層が低い職場は体力的にきつく、年齢が上がると辞めてしまっている可能性もあります。
その職場ではたらく年齢層も聞いてみましょう。
心強い復職支援研修
復職を支援する研修もあります。
・東京都
eナースセンターへの登録をしたら研修が受けられます。
東京都:東京都ナースプラザ
病院研修や施設研修(訪問看護ステーション、介護施設、診療所など)があります。
講義と体験ができるので、ブランク期間が長い場合はとても心強いと思います。
・神奈川県看護協会復職から定着まで
看護協会
・各都道府県の看護協会で復職支援として研修や資料の貸し出しなどをしているようです。
看護師 復職支援 看護協会 ○○県
で検索してみましょう。
実演研修を受けたい場合は、おすすめです。
まとめ
復職についてのお話でした。
復職する人、みんなが通る道とはいえ、不安ですよね。
一番は、勇気を持って行動することだと思います。
研修に参加する、勉強を始めてみる。
あなたの復職への道が、少しずつ実現するのを応援します。
あなたの復職へ少しでも背中を押せたなら嬉しいです。