HSCの我が子は、ここ数年で食べ物の好き嫌いが爆増しました。
食育とか、子供が好き嫌いが多くて困っているママさんに、そんなに悩まなくてもいいですよ、とお伝えしたいです。
好き嫌いがあると悩むママは多い
ママ友と会うと、こんな話になったりしますね。
うちの子、ピーマンが苦手で~~。
小さく刻んでカレーに入れると食べられるの!
わが子の好き嫌いって、気になりますよね。元気で健康に育ってほしいって思うから、苦手な物も食べて欲しい。
味付けを工夫したり、切り方を工夫したり、見えないようにすりつぶしてみたり。
でも、好き嫌いが多いと、どうしてもママの悩みになってきます。
ああ・・・もうさ、うちはピーマンもキライ
ニンジンもダメ、食べられる物のほうが少ないよ!
HSCの特性と共に好き嫌いが爆増した我が子
我が子のHSCの特性はだんだんと目立ってきたのですが、幼少期は食べ物の好き嫌いはほとんどありませんでした。
ピーマン、ニンジン、ホウレン草、ブロッコリー、トマト・・・何でも食べてくれてほんとうに助かっていました。
HSCで食感や味覚がするどくなった
ところが小学生になってから少しずつ好き嫌いが増えて、小学高学年になった今では、あの頃の我が子はどこへ行った?というくらい、嫌いなものがとても多いのです。
例えば青野菜の苦みがダメ、白菜・玉ねぎのシャリシャリ感がダメ、しめじ以外のキノコ系がダメ、魚キライ、硬いお肉キライ、ラーメン・うどんキライ、軟らかめの米飯キライ などなどなどなど・・・
これは同一人物なのか???というほどなんです。
食べてもらえず心が折れそうに・・・
先日、美味しそうな牛肉が安売りしていたので、ビーフシチューを作りました。
野菜をコトコト煮てミキサーにかけたり 、お肉も2日間、コトコト煮込みました。
ああ~~いいにおい・・・^^
これならおいしく食べてもらえる・・・と思ったのですが・・・
ひとくち口に入れて、
まさかの無理判定・・・
バターがダメだったみたいです。
いつも、子どもが食べられるようにと奮闘しているのですが・・・
この時ばかりは、こころの中で泣きました。
こころがぽきっと折れました・・・。
でも敏感にわたしの気持ちを察した我が子がこんなことを言いました。
「ごめんね、2日もかけて作ってくれたのに。
本当は食べたいんだよ。でも食べられなくて ごねんね」
そんな我が子の言葉に・・・
子供の好き嫌いに振り回されて、悲しくなったり苛立ったりするのは、なんだか本末転倒だと悟りました。
食べられる物があるからいいじゃないの♪
楽しい気持ちで食べられることが、一番の栄養だよね♪
本当にそう思います。
HSC、食べ物の好き嫌いが多くでも食べられる物があるなら大丈夫
HSCの子どもを育てていると、ママの笑顔が子どもにとって一番いいんだと感じています。
でもせっかく作ったものを食べてもらえない、イヤだと言われたらついイラっともしてしまいます。
でも、こんな場合、どうしたらいいんでしょう。
わたしのビーフシチューを食べてもらえなかった時を振り返ってみます。
2日間かかったのに・・
おいしく食べてもらえると思ったのに・・
食べてもらえず、こころが折れそうになったのは、2日間もかかったのに、という気持ちと、おいしく食べてもらえると思っていたのに食べてもらえなかったから。
でも、2日間かけて作ったのは、わたしが自分でそうしたくてやったことで、子どもが望んだことではない。おいしく食べてもらえると思っていたのは、わたしの勝手な期待でした。
子どもは、自分にとっておいしくて食べられる物だったら、食べたいのです。
わたしの手間とか思いは、わたしの都合ですもんね・・・。
もし、好き嫌いしないで食べなさい!!と言って食べさせたとしても、
そんな状況で食べた食べ物が、いったいどれくらいいい影響をするんだろ・・・と思います。
好き嫌いがあっても笑顔で食べるのが一番の栄養
小さいころに好き嫌いが多くても、少しずつ食べられる物が増えたり、反対に、好き嫌いがなくても大きくなるにつれ好き嫌いが出てくる場合もあります。
でも好き嫌いが多いと、立派な大人になれないわけではなく、病気ばかりしているかというとそうでもないですよね。
ママが頑張りすぎなくて大丈夫。
好き嫌いがあっても笑顔で食べられる物があるなら大丈夫。
それが子どもにとっての一番のこころの栄養になるんじゃないかと思います。
そうそう、食べ物の好き嫌いにそんなにこだわらなくて大丈夫。
わが子のように大きくなるにつれ、どう変わっていくか、本当にわかりませんから。笑
頑張りすぎないで、ママの笑顔がいちばんの栄養だと思って、肩の力をぬいて欲しいなと思います。