自分の存在価値が分からなくて辛い。
自分の居場所がなくて、どこにいても苦しい、誰といても苦しい。
そんな気持ち、よく分かります。
わたしがまさに思春期以降、そうやって生きてきました。
でも今は、そんなわたしはどこへ行った?というくらい、幸せに生きています。
ではどのようにしたら自分の存在価値を認められ生きていけるのでしょうか?
生きづらさがずっとあったわたしについて
最初にわたしについてお話させてください。
中2の時、部活のキャプテンになったことがきっかけで友人達からいじめに合う。(無視とか悪口とかの軽いもの)
人と関わるのが非常にこわいというトラウマになる。
看護学校での寮生活も、集団が苦手だったため苦労する。
だれといても気を遣い、居場所がないと思い、疲れ果てる日々。
毎日、こんな自分を変えたいと思って過ごしていました。
職場でのお昼休憩に、苦しくて一人抜け出して公園でお弁当を食べる時もありました。
おそらく一緒にいた人達は、わたしがこんな思いを抱えていたとは気が付いていないと思います。
孤独でもあり、でも集団も苦手。
自分の存在がないようで、苦しい日々。
変わりたいと思ってから変わってきたと実感するのに10年かかりました。
30歳くらいまではこんな感じで、ゆっくり楽になってきた感じです。
生きづらさは、中2のときのいじめと、家庭環境の影響だとずっと思っていましたが、最近、自分がHSPだと分かり、納得しました。
今は、とても幸せです。
長々とわたしについて書いてしまいましたが、こんなわたしが、これまでに気をつけてきたこと、やってきたことをお伝えします。
自分をじっくり見つめなおす
自分の価値が感じられず苦しい時、じっくり、自分を見つめてみてください。
それは自分の内面について指摘するのではなく、自分のことを優しく両腕で抱き上げるような気持ちで見つめてください。
1.自分とは何者?
自分とは何だろう?いったい価値はあるのだろうか?
実はその質問に答えられる人は少ないのではないかと思います。
実はわたしも分かりません。
でも、ここで生きている、そんな感じです。
でも自分に少しでも自信を持ちたいですよね。
そんな人?どんな価値?というと答えられなくても、
どんな人=どんな個性、と言い換えると、ぼやけていたものに輪郭が現れますね。
2.個性とは、を考える
あなたの個性は何ですか?
個性ってあらためて聞かれると、、
個性って言えるもの、あるのかな
そう思う人もいるかもしれません。
わたしは個性がない、の誤解
ずっとわたしは自分には個性がないと思っていました。
個性的で生き生きとしている人をとてもうらやましく思っていました。
他人に合わせることでしかその場に存在できなかったので、自分の個性なんてないと思っていたのです。
でも個性って、目立つ目立たないは関係ない。
最初に自分が楽になったきっかけは、自分にも個性があると認められたことです。
3.個性に気づき、認める
自分の特性、個性を見つけることが苦手な人もいるかもしれません。
そもそも以前のわたしのように個性なんかないと思っていませんか?
個性は他人と比べるものではない
他人と比べて目立ったものがないと、個性ではないと思っている人がいるかもしれませんね。
人間、ひとりひとり違いますね。
ひとりひとり、その内面、外面の違い
自分の中の特性だったり特徴は、他人との優劣ではなく、自分を構成しているもので、誰にでもあるものと分かったのです。
その特性こそが個性なのです。他人より目立っているかなんて関係ありません。
何でも良い部分として考える
例えば、話をするのも苦手だし、
楽しい会話をするのも苦手。
違う見方をすれば、
出しゃばって話さない=相手の話のペースを邪魔しない
相手が気持ちよく話すのを手助けしているかもしれません。
同じことでも、裏から見たら違う解釈ができますね。
その場の誰をも傷つけず、その場に居ることができたとしたら、それだけでも素晴らしいことです。
しゃべり過ぎて相手を傷つけてしまったなんて、よくあることですから。
ものは言いようってこと?まあそうかもしれません。
何でも良い解釈ができるはず
大事なところですね
自分の特性を良いふうに解釈しましょう。
紙に書き出す
頭の中で考えただけでは、すぐ消えてしまいます。
消えてしまうと、あやふやなままで終わってしまいます。
自分の特性=個性を紙に書き出してみましょう。
もちろん、良い面として書いていくのです。
スマホに残していく方法もありますが、紙で書き出す方が自分の中に落とし込めるので、紙に書き出してください。
最初は恥ずかしいかもしれませんが誰にも見せませんし大丈夫ですよ。
あなたの特性をいい部分として=個性として、あなた自身が気づき認めてあげましょう。
もし思ったように生きられていなかったとしても、
今日も頑張ってる、って自分をほめて認めてあげましょう。
自分のありのままを無条件で受け入れてくれる存在は?
自分の存在に不安を持たない状態って、ありのままを受け入れてくれる存在があるないで大きいと思います。
本来なら親がその存在になるべし
子どもにとって、母親の存在って大きいですよね。
子どもの幸せを願わない親なんていないと思うのです。
もしかしたら父親だったり、おじいちゃん、おばあちゃんかもしれませんね。
「子どものありのままを受け止め、愛すること」
でも、それも上手く伝わらなかった場合もあるでしょう。
それを上手く受け取れなかった場合もあるでしょう。
そして、何らかの理由で、ご両親やおじいちゃん、おばあちゃんに愛を受けられなかったと思う人もいるかもしれません。
4.親以外から受け入れてもらう体験
いくつになってからでもいいのです。
わたし、このままでいいんだ
そう肯定してくれる存在に出会えたことで心が安定していきます。
出会えてすぐには変われないですが、少しずつ足元が安定していくのが分かると思います。
わたしは20歳過ぎにこれを経験できたことが、一番大きかったと感じています。
あなたの周りで、あなたを否定せずに、そのまま話を聞いてくれる人はいませんか?
周囲にもしそんな人がいなければ、カウンセラーさんによるカウンセリングがいいかもしれません。
カウンセラーというと何となく敬遠しがちですよね。
でも、カウンセラーに頼らなくても、あなたの周りにそのままのあなたを受け入れてくれる人がいるかもしれません。
うんうん、と聞いてくれる人。
話を聞いてくれそうな人がいたら、勇気を持って話してみるといいかもしれません。
うんうん、とひたすら肯定してくれる人。
わたし、このままでいいんだ、と心から思えること。
このことが何より大きいと思います。
5.自信を積む
もし自分は個性があり、いろんな「個」が集まった、いろんな可能性がある人間だと思えるようになったら、次にやって欲しいことは自信を積むことです。
日々のことから自信を積む
小さなことをやるんです。
ちょっとつま先立ちしたらできそうなことをやってみるんです。
例えば、学校、会社やママ友など、さわやかに挨拶するのが苦手、と思っているとしたら、
今までの挨拶より、ほんのちょっと素敵な挨拶をしてみるのはどうですか?
今まで声が小さいのを気にしていたのなら、少し大きな声にしてみる
恥ずかしくて無表情だったのなら、少し微笑んでみる
相手がその変化に気がついたかどうかは関係ありませんよ。
あなたが頑張れた!と思えたらいいのです。
ほんの少し頑張ればできることを、無理せずにやってみるのです。
本当はこんな人に憧れている、こんな人になりたい、そこへ近づくためにやってみるんです。
できない時は、無理せずちょっと休んで、できそうなことから始めてください。
できない時にできなかったと落ち込んだり、自分を責めないでくださいね。
何回でも、無限大にチャレンジできます。
好きなことを続けることで自信を積む
積み重ねがあると自信につながりやすいですが、その自信が支えとなり、自分の存在を守ってくれる時があります。
好きなことはありますか?
習い事でもいいですね。
好きなことは努力しないでも続けられるので自信に繋がりやすいと思います。
上達したらそのまま自信になりますが、続けていることでも自信になることもあります。
好きなことはないけど、好きな人はいるって人もいるかもしれませんね。
とっても素敵なことですが、自信を積む時のこの場合には、「人」ではない方がいいです。
なぜかというと、人は変わっていきます。例外なくあなたも。
まとめ
人が変わるのは、時間がかかります。
でも、自分が変わりたいと思ったら、確実に変われます。
変わりたいと思った時から変われるのです。
小さなステップですが、無理をせずにひとつひとつ積むことで変わっていけます。
上記の1ができるようになったら2、2ができるようになったら3、3ができるようになったら4、というようにです。
1から4は特に大切でここが不安定だと例え5ができたとしても幸せに感じられないかもしれません。
わたしは変わりたいと思い続けて10年かかりましたが、振り返ったら、この工程を踏んでいたのです。
道のりは長く感じますか?
でも、確実に変われますよ。
あなた自身を、あなたが認めて、大事にしてあげてください。
毎日頑張ってますもんね。
あなた自身があなたを大切だと思えて、あなたが幸せだと思えますように。