職場の人間関係の悩み

看護師の人間関係は女社会の縮図?「ぼっち」の心の整え方

わたしは20年以上の看護師の世界に身をおき、プライベートではママ友や色んな交流もあり、看護師の人間関係は、まさに女の社会の縮図だと思うようになりました。

そんな集団の中にうまく溶け込めないと感じたり、集団が苦手な看護師さんへ、ぼっちなりの心の整え方をお伝えしたいと思います。

ぼっちの心の整え方1.何かと面倒に巻き込まれないだけ得と考える

一人ぼっちはぼっちで、得なことがあります。それは、人間関係のトラブルに巻き込まれにくいし、人間関係で受けるストレスに関わることが少ないことです。

集団って、いろいろと面倒なことがありますね。例えば、こんなことがありました。

言った言わないでケンカ

職場の仲の良い看護師同士。
何かちょっとした誤解だと思うのですが、言った言わないでケンカになったことがあります。

共に40代、いい大人です・・・。
仲が良いからこそケンカになったのでしょうか・・・。

とあるヘルパーさんの話

長く働いていたヘルパーがいました。一緒に仕事をしていても特別問題はなかったです。
新しいヘルパーが入職し、職場内ではトラブルもなく過ぎていました。

そこから数か月して、新人ヘルパーが泣きながら看護師の休憩室で話し出したことは、

その先輩ヘルパーと仲良くなったのか、電話で話すことがあったといいます。そのうちに仕事のダメ出しの電話が頻繁に掛かってくるようになり、時間も夜の10時を過ぎに掛けてきて困っているとのことでした。

集団って、何かとトラブルも生まれやすいですが、他人と距離を遠くしてしまう「ぼっち」になりがちな人は、そういうトラブルからある意味、回避できているとも言えますね。

ママサークルでさえ目にみえない上下関係があった

ママさんサークルに入った時の話。サークル開始が夜の7時半なんですけど、時間前に来て会場の準備を始めるのは、決まってサークルに入って日が浅いメンバー。長く所属しているママ達は、会場の準備が整った後に来るんですね。わきあいあいのサークルでも、目に見えない圧のようなものがあるんですね。

こういう集団での暗黙の了解だったりルールって、集団に入ったからこそ感じたりするし、面倒な一面ですよね。

ぼっちの心の整え方2.その空間を上からのぞいてみる気持ち

ぼっちの時、集団と自分を切り離して考えがちですけど、ちょっと違うと思うのです。

集団には、ぼっち・準ぼっちがいる

ぼっちは孤独な気持ちになりますね。わいわいしているスタッフを見ているとツライ。でも集団の中には準ぼっちがいるんですよ。
よ~く見てみてください。(じーっと見ないでくださいね)

集団でいると分かりずらいですが、準ぼっちの人はぼっちの人に気が付いていると思います。

そう考えたら、ちょっと安心しませんか?

集団を図にしてみると・・・

集団とぼっちの人を図にしてみると、、

集団の人と人との距離感は、こんな図。

集団になると、どこの集団でもこんな図になると思うんです。
集団の数だけ、外側の人がいると思うと楽になりませんか?

そして、距離の取り方もそれぞれで違うんですよね。

ぼっちはぼっちの人が好き

ぼっちでいると、ぼっちの人に好かれます。

わたしは、今でこそ、ぼっちにならずに過ごせるようになりましたが、それでも匂い(??)で分かるんでしょうね。人見知りの人とかが話しかけてくれたりします。

ぼっちだからこそ大切にしたいこと

ぼっちでも、トラブルになったり、誤解されることがあります。
人と関わるのが苦手なぼっちだからこそのトラブルもありますね。

ノーを言うべき時ははっきり言う

世の中、言わないと分かってもらえない。そんなふうに思います。我慢すると、不本意な流れになってしまうことがあります。
わたしは、ここ1年で、他人に大きく「ノー」と2回言いました。結局、ノーなことは、ノーと伝えることが大事だと思うようになりました。

もしかしたらぼっちになりがちな人は、相手の気持ちを考えてしまう優しい人が多いのではないでしょうか。だからノーと言えない。でも、やっぱり、言わない人は損をする世の中なんだな、とつくずく最近思います。

もし相手からされたイヤだと思うこと、または誤解されたままではイヤなことは伝えられたらいいですよね。
今まで相手にノーを言うことに慣れてない人も、ノーを伝える練習の時がきた、と思ってみたらどうでしょうか^^

ノーと言ったことを後悔しない
そしてわたしがやりがちなのですが、ノーと言ったことを後悔しないようにしましょう。わたし、良く言えたなと、まずは褒めてあげてください。
わたしはノーと言ったことに対しても、あんな言い方しなければ良かった、と気にしがちです。でもそうすると、せっかくノーと言えたのに、それを否定してしまうことになるんですよね。まずは、ノーと言えた。わたし、やれるじゃん、と褒めてあげましょう。

実はわたしは、最近ノーと言ったことで関係がこじれ、寝込みそうになるくらい落ち込んだのです。でも、ここは譲れないという部分だったのでノーと言えて良かったと思っています。そして、ごく最近、2度目のノーを言わないといけない場面があり言いました。でも2回目だったのでちょっと慣れました。笑 ダメージもあまりないです。

だからノーと言うのも慣れ

でもでも、きっと、この先に、相手を思いやる言い方が言えるようになる、とか、相手にイヤな気持ちにさせないでノーが言えるようになる技が身につけられると思うのです。そういう人間としての成長は、何歳になってからでも遅くないですよね。

まずはひとつずつ。

ノーと言えたら後悔しない。でも、やっぱり言い方が悪かったな、と思ったら、そう思った時に言い方が悪かった、きつく聞こえたらごめんなさいって言えばいいですもんね^^

人には優しくしていたい

半世紀生きてきて、良かったと思うことは、わたしの周りにいる人がとても優しい人ということです。
わたしはみんながみんなに優しくもできないし、見た目ほどいい人でもありません。でも、例えば理不尽な態度をとられた時でも、人として恥ずかしくない行動をしようと思ってきました。

きっと、その積み重ねで、今、周りにいてくれる人が優しい人に恵まれているのだと思います。

必ず、人となりに出てくるものだと思うのです。例え今はぼっちだな、と思っても、気持ちの持ち方だったりがその人をつくっていくのかなと思います。

ぼっちの看護師には患者がいる

職場の中でぼっちだとしても、患者がいます。
患者にとったら、ぼっちナースなのかどうかなんて、関係ないですし、分かりません。

ぼっちでも、いえ、ぼっちだからこそ、優しい声掛けができるかもしれません。
目の前の患者に誠意をもって接していたら、気持ちは伝わりますね。その時、ぼっちではありません。

そして、職場以外でも、ぼっちの経験をしている人が意外にいるのではないかと思います。
ぼっちって、他人が決めることではなく、あくまでも自分がぼっちだな、孤独だな、って感じることだと思います。
きっと、孤独な気持ちになった人は、わたしも含めて、意外に周りにいるんじゃないかな、そんな経験をした人がいるんじゃないかなと思います。

楽しむ時間を持つ

職場でのぼっちの状態を忘れられるくらい、集中できたり楽しめる時間があるといいですね。
人の頭の中は、イヤなことに占領されがちです。いつの間にかそのことで頭がいっぱいだった・・・。そうさせないくらい楽しいこと、夢中にできること、集中できることをするのがおすすめです。

映画を観たりや小説を読んだりしてどっぷり世界を堪能したり、裁縫が好きなら、裁縫も集中しますよね。絵を描いてみたり、歌を歌ってみたり。

イヤなことを考えなくて済む時間を持つこともおすすめです。

まとめ

ぼっちなりの心の整え方をお伝えしてみました。職場のことで頭の中をいっぱいにしない工夫や、職場での自分を生活の全てにしないこともコツかなとは思います。
ほんの少しでも参考になったら嬉しいです。

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