看護師の転職先、自分で探すのは大変だと思っていますか?
自分で探して転職したけど失敗した!という経験もあるので、どんな点に注意したら失敗せずに転職できるのか、あなたの転職活動にお役立てください。
自分で探す方法5選:看護師の転職先はどこで探す?
転職先を自分で探す場合、求人はこんなところで見ることができます。
1.インターネット検索
2.ハローワーク(職業安定所)
3.ナースセンター(看護協会)
4.無料情報誌やタウン情報誌、新聞等
5.友人の口コミ、紹介
今はメールやLINEでやりとりできる転職サイトもあります。自分で探すのはやっぱり大変そう、と思ったらこちらをご覧ください。
1.インターネット検索で探す方法
スマホやパソコンなどインターネット検索し自分で応募する方法です。
自分で情報収集して応募するので、一番手軽で気が楽な転職方法だと思います。
求人広告サイトを利用する
求人広告サイトとは、転職エージェントサイトと違い、就職先の担当者と直接やり取りします。
・コメディカルドットコム
・とらばーゆ看護
・グッピー
・メドマッチ
・医療21
・e看護師求人
など利用できます。
上記のサイト名を検索窓に入れて、そのサイトの中から探していきます。
もっと手っ取り早くしたい場合はスマホやPCの、googleやyahoo等の検索窓に「看護師 求人 地域名」を入力すると、色んな求人広告サイトの情報が見ることができます。
わたしはこの方法でかなり探していました。
職場名、時間、給与等もだいたい記載してあるので気になる求人があるか見てみましょう。
グーグルマップをこんなふうに使う方法も
自宅の近くで探したい!など地域がハッキリしていて、比較的大きな病院を探す方にはこんな方法があります。
グーグルマップの検索で地域名 病院 と入れると、大きな病院が表示されます。
自宅からの距離や駅からの距離が分かりやすいです。
その後、病院のホームページを検索して求人がないか見てみましょう。
2.ハローワークを利用して探す方法
ハローワークは国による職業紹介事業所です。職業安定所ともいいます。
各都道府県にハローワークがあります。
利用時間:8時30分~17時15分(場所により時間は多少ずれる)
休み:土日祝日(場所により土曜日やっている所もあり)
ハローワーク内のパソコンで求人情報を見ることができます。
時間や休日は利用するハローワークへ直接お問い合わせください。
ハローワークは窓口で相談もできる
求職申込みをすると窓口で直接相談することもできます。
在職中でも求職申込みをすると相談にのってもらえます。
求職申込みをする利点
条件や待遇面の相談、探している分野がなかなか見つからない場合の相談もできます。
わたしは、同時に2カ所のハローワークで職業相談にのってもらったことがあります。
相談内容は
・こんな求人を探しているが見たことあるか?
・こういう種類の求人は何月が多いなど時期的なものがあるか?
などでした。
看護師の求人に強い担当者がいて、細かな部分も相談に乗ってもらえました。
同じ相談でも窓口の方の対応で多少答えに差がでるとは思いましたが、どの方も親切でした。
求職申込みは最寄りのハローワーク窓口でできます。
(雇用保険の手続きがある場合は管轄のハローワークになります)
ハローワークのインターネットサービスを利用する方法
「ハローワーク インターネットサービス」から検索し情報を見ることができます。
就業場所や希望職種などを選択すると当てはまる求人が表示されます。
現在住んでいる場所以外の求人も指定すると見ることができます。
求人登録をすると非公開の求人も見ることができる
求人登録をすると事業所名が表示されていないなどの非公開の求人も見ることができます。
非公開にしている理由としては、事業所側が非公開を希望している場合のようです。
窓口相談を利用したり、非公開求人も見るためには窓口での求職申込みが必要なので、これがちょっと面倒に感じるかもしれませんね。
ハローワークのインターネットサービスの閲覧だけを利用して、直接応募する方法もありますが、直接の応募を希望しない職場もあるようです。
3.ナースセンターを利用して探す方法
ナースセンターとは看護協会が行っている無料の職業紹介です。
各都道府県にあります。
ナースセンターは窓口で相談もできる
窓口では看護職の担当者へ相談ができます。
またハローワークで定期的に出張相談会が行われているので最寄りのハローワークで日程を確認してみるのもいいでしょう。
ハローワークにより予約が必要な場合があるのでハローワークへの問い合わせてみてください。
わたしはハローワークでナースセンターの方に相談にのってもらったことがあります。
相談員も看護師とのことで、子育てとの両立の件も親身に相談に乗っていただきました。
気軽にナースセンターに来てくださいね、とお声掛けいただきました。
ナースセンターでは看護技術の研修など復職支援もやっています。
eナースセンター
eナースセンターとはナースセンターのインターネット版です。
登録をすればeナースセンターで求人情報を検索できます。
ユーザ登録、希望条件の登録をするとマッチングする職場をメールで教えてくれます。
条件の合った職場の案内がきたら、直接職場担当者へ連絡を取る方法と、ナースセンターへ問い合わせる方法の選択ができます。
4.無料タウン情報誌などで探す方法
駅や自宅ポストに投函されている地域情報誌や新聞などに求人が出ている場合があります。
しかし数が少ないという難点があります。
5.友人の口コミ、友人の紹介で探す方法
職場の内部事情が聞けます。
実際働いてみたら、イメージと違った、というギャップは最小限になるのではないでしょうか。
給与面、人間関係など知りたい情報が得られます。
また知り合いがいると心強いですね。
何かあった時に相談相手にもなってくれるでしょう。
しかし関係が微妙な知人からの紹介だとかえって断りづらくなる場合もあります。
わたしの失敗した転職探しの体験
私はハローワーク、知人の紹介、求人雑誌、タウンページといった方法で就職活動をしたことがあります。
またインターネットを使った検索はかなりやっていました。
今までで一番失敗した就職はタウンページを見て応募した病院です。
タウンページなんて、あまり大きな声で言えないかもしれません^^;
その時の転職で何を失敗したかというと、その職場について調べなかったことです。
失敗の原因は転職先のリサーチ不足
そこは個人病院でした。
外観はキレイで病院を見た時はちょっと嬉しかったです。
場所や給与は問題なかった
タウンページから場所や給与等もアバウトで分かりました。特に不満もなく場所的には良かったです。
病棟も2フロワーあり病棟希望のわたしにはちょうど働いてみたい規模でした。
電話したらすぐ面接日が決まり、面接で内定をいただき、とんとん拍子に決まりました。
院内も見て回りましたが、見るポイントも分からず何となく見て回っていました。
病棟の仕事内容がかなり特殊だった
わたしが配属されたのは個室と2人部屋だけの病棟。
1人の患者に1人のヘルパーが住み込みで付いており、看護師の役割は検温とたまに点滴。
患者を看護しているというより、ヘルパーに気を遣って間接的に看護するような病棟でした。
人手不足となあなあ経営
人手不足のため夜勤明けの看護師が外来からヘルプで呼び出されてそのまま外来に入ったりしていました。
人のいい看護師にばかり負担を負わせる勤務体制にも不満もあり、たまたま体調不良が重なり1年弱で辞めました。
募集内容だけで判断しないことが大事
今はインターネットを使えば情報が集められますね。
募集内容で気になる職場が見つかったら、応募の前にその職場についてリサーチすることが失敗しないコツです。
長期的に求人募集があるところは注意する
ネットで求人情報をずっと見ていると分かるのですが、同じ職場の求人が長期的に掲載されている場合があります。
反対にすぐに掲載が消える職場もあります。
給与や条件はいいのに長期的に掲載されている場合は、人の出入りが激しい可能性があります。
おそらく就職はしてくるのに辞めてしまう人も多い可能性があります。
ただし看護師の場合は、全体的に人手不足なので、いい職場だけど募集がない場合もあります。
この見極めが難しいですがネットなどリサーチするのが大事です。
自分で探す時の注意点:応募の前に必ず職場のリサーチを
条件に合う職場の募集が見つかったら、その職場について知ることをお勧めします。
このリサーチに時間を掛け過ぎると、いい求人の場合、他の人に先を越される可能性もあるので、早めに調べましょう。
インターネットを使ったリサーチ方法
インターネットは是非活用していきましょう。
患者の声や、その職場について知ることができます。
ホームページをチェック
気になる職場や病院を検索し、ホームページをチェックしましょう。
・その職場の特徴は?
・どんなことに力を入れているか?
・ホームページは古いままになっていないか??
中にはホームページも古いままで更新されていない病院等もあります。
患者も使うホームページです。古いままだと病院自体の運営や患者への配慮がいまひとつの可能性があります。
ほとんどの場合、ホームページにも求人募集が書かれていると思います。条件が一緒か確認した方がいいでしょう。
口コミ・評判チェック
評判は検索窓に職場名、評判で検索すると出てくると思います。
患者さんの口コミなどは見逃せない点です。
看護師が冷たいとか、医師が高圧的だとか、そういった生の声も聞くことができます。
職員の態度が悪いのは、人間関係が良くないのか、職場が忙し過ぎる場合もあります。
インターネット以外のリサーチ方法
インターネット以外でも次の方法で職場を知ることができます。
・知り合いで働いた人がいたら聞いてみる
・自分が患者で使ってみるなど院内に入ってみる
・その病院の講演や講習会などに参加
・病院の近所のお店なんかで評判を聞いてみる
院内に入ってみる
その病院等、入ることができる状況なら、できるだけ入ってみることをお勧めします。
患者として利用できたら雰囲気も体制も分かり一番安心です。
でも患者になるのはちょっとハードルが高いですね。
その病院に入り、もし声を掛けられたらパンフレットが欲しいなど伝えればいいでしょう。
外観と中の雰囲気が違う場合もある
わたしは近所にちょっといいな、と思っている病院がありました。
たまたま知り合いが入院したので面会に行った際に少し見てみました。
外観はキレイな病院だったのですが、内観は補修されておらず暗い廊下でした。
自分がそこで働くイメージが湧かずに、そこは候補から外しました。
病院の評判を聞いた強者も
病院の近所で評判を聞くというのは、とっても勇気がいりますね。^^;
それをやってた人から話を聞いたことがあります。
病院の近くの個人商店などが聞きやすいと言っていました。
事情を話したら、けっこう親切に話して貰えるそうです。
「昔から行ってます。看護師さんみんな優しくていい病院です」って言われるかもしれませんし
「周りの人はあの病院は行かないのよ。実はね、あんまり評判は良くないのよ」って教えてくれるかもしれません。
評判を聞くなんて
できないでしょ・・
そうですよね・・・
そうであるなばら、やっぱりネットでの口コミはチェックしたいですね。
転職先を自分で探すメリット・デメリット
私が経験した、自分で探した場合のメリット、デメリットをお伝えします。
自分で探すメリット
転職エージェント会社を使って担当者から紹介される転職方法と違い、自分で探す場合のメリットは2つあります。
最短時間での転職ができる
直接連絡をとり面接日が決定、面接で内定がもらえる → 2週間弱で仕事が始められます。
私は電話して面接日が数日後だったので、そこから慌てて履歴書を書いた記憶があります。
とんとん拍子に日程が決まる可能性があるので、履歴書、履歴書の写真、看護師免許証のコピーは前もって準備しといた方が安心です。
第三者との関わりがないので気楽である
私は自分で動く方が好きなので、転職サイトのエージェントとの関わりがないのは楽でした。
また自分で探すのも苦にならないからできたのだと思います。
自分で探すデメリット
・探すのに時間がかかる
・面談時に給料面や待遇面の確認をしづらい
・内定を辞退する場合、自分で連絡するので心苦しい
・面接では聞いていたが、実際配属になったら想像と違っていた
仕事をしながらの情報収集は大変かもしれません。
特に急に辞めることが決まった場合も大変ですね。
待遇面や人間関係も気になるところです。
職場見学はできますが、人間関係までは分かりません。
でもとても気になるポイントですよね。
聞きづらい、、
知りたいですよね
では、自分で転職先を探す時に難しく感じる、職場の人間関係などについて知ることはできないでしょうか?
自分で探す最大のデメリットは聞きたいことが聞きづらい。だけど聞くべし
気になる人間関係も面接の時に聞いてみる!
私は面接の時、人間関係の良し悪し、聞いてきました。
これまで聞いてきて、人間関係がいいところは「うちはいいですよ!」と嫌な顔せず返答を頂いたり、また先方から人間関係がいいんだとの話がある場合もあります。
微妙なところは、質問した時「色んな人がいますからね」など歯切れの悪い返事になりがちです。
人間関係 → 職場の雰囲気 と表現を変えてもいいですね。
ただし、人間関係については面接の終盤までに話が出なかった場合に聞くようにしましょう。
最初から聞かれたら「やる気はあるの?」と思われてしまいそうです。
就職したら長く働くつもりや、他のスタッフと協力して働きたいことを伝えながら、人間関係はどうでしょうか?と上手に聞けるようにしましょう。
看護師は人手不足なので募集があったら採用になる可能性が高いです。
聞きたいことは確認することが大事です。
自分で探す時に注意しときたい点
・面接時に知りたいことを聞く(給与、有給消化率、残業時間、人間関係等)
・給料や人間関係等は相手から話がなかった場合に面接の終盤に聞きましょう
・職場の雰囲気を知るために仕事時間中に見学をする
・スタッフや職場の空気感から職場の雰囲気を感じる
・面接相手から職場を感じる(面接を任されているということは、その職場である程度信頼されている位置の人。その人を通して職場を感じる)
見学は必ずした方がいいと思います。そして仕事中の様子を見ておきましょう。
見学者が来ると働いている側は、ついいつもより笑顔多めになってしまいますが(笑)それでも、雰囲気はピリピリしているな、とか、声掛け合っているな、など職場の雰囲気を知ることができます。
内定辞退は早めに
内定をもらったけど、ちょっと違うなと感じたり、他の職場でいい所があった、など内定を辞退することもあるかもしれません。
職場側は来てもらうつもりでいるので、辞退の連絡は早めにしましょう。
とても心苦しいですが、わたしは直接電話していました。
内定辞退した理由は、
「体力的に自信がない」「通勤が思ったよりかかった」など、職場側が合わないではなく、わたしの方に問題があるようなニュアンスでお断りしました。
まとめ
自分で探して就職することも充分可能です。
面接の時に知りたいことが聞けたらいいですね。
自分でも探しつつ、幅広く情報が欲しい場合は、転職エージェント会社に登録するのもおすすめです。
転職エージョント会社との苦労した点や上手く関わる方法に興味のある方はこちらもご覧ください。
私のこれまでの経験もふまえてお話させていただきました。
良い転職先が見つかるのを応援します。