ミーレ掃除機

自己都合退職だった失業保険がコロナ渦で特定理由離職者になった理由

まさにコロナ渦の中、私は職場を退職することとなり、失業保険を受給しました。

退職の理由はわが家の都合ではあったのですが、どうしても仕事を辞めないといけない状況となりました。

当然、職場から受け取った退職理由は「自己都合によるもの」というもの。

自己都合になるだろうと思ってはいたけど、でも何とかならないのか・・・

急に辞めないといけなくなって、でも収入はストップしてしまう。
主人の給料だけでは・・・・

失業保険の手続きをするため、管轄のハローワークに行き、現状を伝えたところ、「自己都合」から「正当な理由のある自己都合離職」が認められ、本当に助かりました。

この条件を知らないで「自己都合」退職のままで手続きをしてしまう人がいるのではないかと思い、私の体験を書いていきますので気になる方は読み進めてください。

コロナ渦で「正当な理由のある自己都合離職」と認められるもの

                            出典:厚生労働省「特定理由離職者となる場合」

私の場合は、コロナの影響で学校に行けなくなった我が子が精神的に不安定になり仕事を辞めました。また我が子は喘息なため、コロナ感染させたくない気持ちもありました。仕事場の上司も退職理由は伝えていましたが、「自分都合の退職」との扱い。これは仕方ないのかな、と思っていました。

だけど、困った・・・

もうご存知かもしれませんが、退職理由が「自己都合」なのか、「会社都合退職」かで、失業保険の受給開始の日付が変わってきますし、受給できる期間も変わってきます。

自己都合だと失業保険の受給までに2か月の待機期間があるのです。

ハローワークの窓口の方に状況を説明していると「特定理由離職者」に該当するとのことが分かったのです!
上の表の②、同居家族に基礎疾患がある場合に特定の理由での離職と認められるというのに該当していたのです。

「特定理由離職者」なんて知らなかった

我が子は喘息で2回入院したことがあり、定期的に通院しています。
万が一、コロナに感染したらどうしよう、、そんな不安をずっと抱えていました。

「特定理由離職者」なるものがあるということ自体、知らなかったのです。

      出典:東京労働局「新型コロナウイルス感染症に伴う雇用保険求職者給付の特例について」

 
ようは、基礎疾患を有する家族にコロナ感染させない為に仕事を辞める事は「特定理由離職者」になるのです。

もし会社から受け取った離職証明書をそのまま提出していたら、自己都合退職となり、失業保険給付に2か月かかるところでした。

次回のハローワーク来所持に病気の治療中を証明するために
・お薬手帳(念のため、たまたま保存していた退院証明書も持参)
・住民票

を持参して認められ特定理由離職者となりました。
特定理由離職者となると、失業保険給付まで待機期間7日間となるのです。

私はハローワークの窓口の方とのやりとりで特定理由離職者というものを知りましたが、知らずにいる方もいるのではないかと思いました。
基礎疾患がある大事な家族を守るために仕方なく離職した場合、退職理由が「自己都合」になっている場合は、まずハローワークで相談してみてください。